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科博SCAblog

科博SCA(国立科学博物館サイエンスコミュニケータ・アソシエーション)のblogです

会員の声

【SCA会員の声】
様々な分野でご活躍のSCA会員の一部をご紹介します!

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岡山 悠子 (1期)
日本科学未来館

 科博SC講座の受講を機に転職を決め、日本科学未来館をベースに科学コミュニケーションに携わってきました。科学コミュニケーションのおもしろさは、人、分野、時代、社会などの異なる軸が4次元的に交差し、常に新しさを生み出していくところだと思います。
 その魅力を共有し、学びも刺激ももらえる仲間に出会えたのが、科博SCAでした。今も私のぶれない原点です。

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北爪 直美  (4期)
臨床心理士・公認心理師

 サイエンスコミュニケーションの役割の一つは、専門家の人達と世間の人達が出会うことを助け、その両者をつなぐことです。でももう一つ大切な出会いがあると感じています。それは、他分野の専門家同士の出会いです。
 私は心理学を専門としているので、サイエンスコミュニケーションを学ぶ多くの方とは、専門分野が異なっています。自身の分野では当たり前のことも、他の分野の人にとっては必ずしもそうではありません。お互いに知らないことがいっぱいあります。だからこそ、相手の話をよく聞き、自分の見方を伝えるなかで、新鮮な驚きと発見が多くありました。そしてなにより、それがとっても楽しいのです。
 それぞれの専門家がもっている有益な知識やスキルはたくさんあるでしょう。それが出会ってつながることで相互作用が起き、きっとそれまでになかった新しくていいものが生まれるのではないかと感じています。そのために、まず自分達が出会って、つながることが大切なのではないでしょうか。専門家どうしがつながることこそ、サイエンスコミュニケーションのもう一つの役割なのだと思います。これからも科博SCAを通して、様々な分野の方々とつながれることを楽しみにしています。

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大西 慶 (6期)
株式会社ブルボン 先端研究所
北海道大学大学院 理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座

 現在、製菓メーカーでデータサイエンス関連の仕事を担当し、生産現場で得られたビッグデータをプログラミングで分析・可視化しています。分析結果を生産現場の作業員や部門責任者など、多様な立場の人達と共有し、効率的なお菓子作りに取り組んでいます。
 また仕事の傍らですが、大学院に入学し直し、博士課程で博物館の来館者調査をテーマにした研究を続けています。この研究は、来館者情報の収集と可視化を通して、博物館の活動を多面的に明らかにすることを目的としています。
 仕事でも研究でも、データを如何に人に伝えるかが肝となっており、折に触れてSC講座を思い出しています。

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糟谷 豪 (9期)
自治医科大学教員

 有史以来稀に見るウイルスの蔓延により世界の色合いが大きくかわりつつあります。"PCR" や"RNA"、"ワクチン"など、かつては生命科学分野の専門用語であった言葉たちが、市井の会話で当たり前のように飛び交うようになっています。しかしながら、その正確な内容を(私自身も含めて)はたしてどれだけの人が咀嚼できているでしょうか。このような世の中だからこそ、多種多様なSCの力がより一層と必要とされていると感じています。・・・と真面目に書いてしまいましたが、これからも皆様と一緒に自分なりにSC活動を展開していけたらと思っております。

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藤原亮太 (10期) 
食品メーカー 学術・マーケティング職

 私は2015年に講座を修了し、SCAの会員になりました。サイエンスカフェ分科会「わちゃっと」に所属し、これまでに10回以上のイベントに携わりました。講座修了後も継続してSC活動を⾏う上で、SCAのサポートはとても⼼強いです。イベント開催の際は地域のカフェや共有スペースを借りることがほとんどですが、科博の講座修了⽣による組織であることが会場提供先との信頼関係に繋がることも多いです。
 交流会や総会への参加を通して会員に⽅々と定期的に情報交換ができることも、SC活動へのモチベーションに繋がっています。年代や専⾨分野の異なる多くの講座修了⽣と関わりを持つことができ、修了⽣の活躍に刺激をもらっています。現在は運営委員として会員の活動のサポートにも携わっています。今後も積極的に会員との関わりを増やしていきたいです。

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鈴⽊ 雄⼤ (13期)
東京⼤学⼤学院

 私はSC講座を通して、「サイエンスコミュニケーション」と⼀⼝に⾔っても様々な⽬的・対象・形態があることを学び、却って⾃分の今後のSC活動の⽅向性に迷いが⽣じました。
 SCAには、多様な分野で、多様なSC活動を展開されている⽅がいらっしゃいます。既に様々な⽅⾯でご活躍されている⽅の経験談を聞いたり、⾃分⾃⾝の相談に乗っていただいたりすることで、⾃分に合ったSC活動の具体的な形がぼんやりと⾒えてきました。このような機会は他では得られず、⼤変貴重だと思います。
 今後もSCAの会合に積極的に顔を出し、多⾓的にSCを⾒つめ、沢⼭の刺激を受けることで、「⾃分ならでは」のサイエンスコミュニケーションの形を模索していきたいと思います。
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