科博SCA第14回総会を開催しました
総会のあとに実施した「活動報告ライトニングトーク」では、有志が自身の行っているサイエンスコミュニケーション活動についてショートプレゼン!
その後の交流会では、参加者がブースを回り、先ほどプレゼンを行ったメンバーの活動について詳しく話を聞いたり、参加者どうしで近況を報告し合ったりする様子が見られました。
また科博SCAでは、毎年の総会にあわせて特別企画を実施しています。
今年の特別企画では、2023~2025年が「プラネタリウム100周年」として記念されていることにちなみ、SCAの会員である松井瀬奈さんに「プラネタリウム100周年:ドイツでの生誕から最新の活用例まで」というタイトルで講演いただきました!
松井さんは、名古屋大学大学院理学研究科の博士課程に所属し、私たちの住む「天の川銀河」の進化に迫る研究を行う傍ら、期間限定で名古屋市科学館の天文学芸員(育休代替)を務めるなど、天文教育の普及活動にも取り組んでいます。
そして何といっても、松井さんは世界のプラネタリウムで年間100回以上もの投影を鑑賞している“プラネタリウムオタク”。
なんと昨年には、プラネタリウムの生誕地であるドイツへ半年間「プラネタリウム留学」したそうです。
今回の講演では、20世紀初頭から始まり、1925年にドイツ博物館での公開に至るまでのプラネタリウム開発の歩みと、現代のプラネタリウム活用事例までを熱意たっぷりに語ってくださいました。
ちなみに、日本にプラネタリウムが初上陸したのは1937年。初めて設置されたのは大阪市立電気科学館(現・大阪市立科学館)とのこと。
なんと日本は全国に300館ものプラネタリウムを有する「プラネタリウム大国」だそうです。みなさんはご存じでしたか?
自身のエピソードや興味深い知識を交えて語る松井さんの講演に、参加者も夢中になって耳を傾けていました!
今年の総会も、盛況のうちに幕を閉じました。
科博SCAでは、今年度以降もいろいろな活動を行っていきます。
その様子や会員の活躍は今後このブログでもお知らせしていきますので、ぜひお楽しみに!