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科博SCAblog

科博SCA(国立科学博物館サイエンスコミュニケータ・アソシエーション)のblogです

科博SCA第14回総会を開催しました

2025920日(土)、国立科学博物館(科博)にて科博SCA14回総会を開催しました!
毎年9月に行われる総会では、普段さまざまな場所で活躍するSCA会員が一堂に会し、前年度の活動について報告したり、次年度の活動方針を共有したりしています。
今年は、2025年度のサイエンスコミュニケータ養成実践講座SC1を修了したばかりの19期のメンバーを迎え、現地30名、オンライン13名の計43名が参加しました。



総会のあとに実施した「活動報告ライトニングトーク」では、有志が自身の行っているサイエンスコミュニケーション活動についてショートプレゼン!

その後の交流会では、参加者がブースを回り、先ほどプレゼンを行ったメンバーの活動について詳しく話を聞いたり、参加者どうしで近況を報告し合ったりする様子が見られました。

 

また科博SCAでは、毎年の総会にあわせて特別企画を実施しています。

今年の特別企画では、20232025年が「プラネタリウム100周年」として記念されていることにちなみ、SCAの会員である松井瀬奈さんプラネタリウム100周年:ドイツでの生誕から最新の活用例までというタイトルで講演いただきました!



松井さんは、名古屋大学大学院理学研究科の博士課程に所属し、私たちの住む「天の川銀河」の進化に迫る研究を行う傍ら、期間限定で名古屋市科学館の天文学芸員(育休代替)を務めるなど、天文教育の普及活動にも取り組んでいます。

そして何といっても、松井さんは世界のプラネタリウムで年間100回以上もの投影を鑑賞しているプラネタリウムオタク

なんと昨年には、プラネタリウムの生誕地であるドイツへ半年間「プラネタリウム留学」したそうです。

今回の講演では、20世紀初頭から始まり、1925年にドイツ博物館での公開に至るまでのプラネタリウム開発の歩みと、現代のプラネタリウム活用事例までを熱意たっぷりに語ってくださいました。



ちなみに、日本にプラネタリウムが初上陸したのは1937年。初めて設置されたのは大阪市立電気科学館(現・大阪市立科学館)とのこと。

なんと日本は全国に300館ものプラネタリウムを有する「プラネタリウム大国」だそうです。みなさんはご存じでしたか?

自身のエピソードや興味深い知識を交えて語る松井さんの講演に、参加者も夢中になって耳を傾けていました!

今年の総会も、盛況のうちに幕を閉じました。

科博SCAでは、今年度以降もいろいろな活動を行っていきます。

その様子や会員の活躍は今後このブログでもお知らせしていきますので、ぜひお楽しみに!

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広報誌vol.20を発行いたしました

このたび、科博SCAの広報誌「サイエンスコミュニケータだより」
vol.20が発行のはこびとなりました。



サイエンスコミュニケータだより vol.20 内容
●サイエンスコミュニケータの声
 「エンタメの力で、科学との距離を縮めたい」
 須貝 駿貴 さん(14期修了生)
●サイエンスコミュニケータの目
 [エッセイ]セイタカアワダチソウ
 若林 里咲 さん(14期修了生)

【こちら】より、どうぞご一読ください。


【3/8(土)】参加者募集! 「みて、さわって、つくって! ワークショップで見つける推しミュージアム」

科博SCAの分科会が主催するイベントのお知らせです。

科博で、全国各地のミュージアムで行われているワークショップを体験しよう!

日本には、大小あわせ350以上の自然誌系・理工系のミュージアム
(博物館、科学館、動植物園、水族園など)があります。
どの施設も、地域等の特色を生かした魅力的な展示と、工夫を凝らしたイベントを
行っていますが、遠方の施設に出向くのは大変ですよね。

そこで今回、上野の国立科学博物館で、各地のミュージアムで行われている
魅力的なワークショップを出張開催いたします!
普段は現地でしか体験できないオリジナリティあふれる実験や工作を通じて、
様々なミュージアムの魅力を体験してみませんか。



「みて、さわって、つくって! ワークショップで見つける推しミュージアム」イベント概要

[開 催 日]2025年3月8日(土)
[場  所]国立科学博物館 上野本館 地球館3階 講義室または実験実習室
[開催時間]
 ワークショップ① 「イカのカイでカイてみよう」 10:30-11:50
 ワークショップ② 「サイエンスショー 風を使って大実験!」 12:30-13:50
 ワークショップ③ 「フラミンゴの卵を作ろう!」 14:30-15:50
 ※ 各ワークショップの概要はブログ後半をご覧ください。
[対  象]小学生
[定  員]各回20名
[参 加 費]各回600円(材料費、保険代含む)
[申込・詳細] https://sca-museum.peatix.com
       申込締切:3月7日(金)
[主  催] 科博SCA 博物館・科学館分科会、独立行政法人 国立科学博物館
※ 先着順での受付となります。
※ 当日キャンセルの場合は返金できかねます。ご了承ください。
※ 保護者の方は1名まで同席可能です。参加者が4年生以下の場合は必ず同席のうえワークの補助をお願いします。
※ 保護者の方の参加費は不要ですが、別途、国立科学博物館の入館料が必要です。
 (一般・大学生630円。高校生以下および65歳以上は無料)

~~~~~ワークショップ概要~~~~~~

ワークショップ①「イカのカイでカイてみよう」
 時間:10:30-11:50
 内容:イカにも貝がらがあるって本当? 東京湾でひろったイカの貝がらをよく観察して、絵具を作ってみよう。
 講師:ふなばし三番瀬環境学習館 小澤 鷹弥 氏
 会場:地球館3階 実験実習室

ワークショップ②「サイエンスショー 風を使って大実験!」
 時間:12:30-13:50
 内容:浜松では、冬にとっても強い風が吹きます。そんな風にちなんだサイエンスショーや、ミニ凧作りのワークショップを行います。
 講師:浜松科学館 水谷 穂波 氏
 会場:地球館3階 講義室

ワークショップ③「フラミンゴの卵を作ろう! 〜粘土からヒナ誕生!?動物園の知られざる取り組み〜」
 時間:14:30-15:50
 内容:動物園でフラミンゴのヒナが誕生!そのウラには、飼育員の知られざるお仕事がありました。フラミンゴの擬卵(ぎらん)作りを通じて、動物園が行う取り組みの一環を体験します。
 講師:千葉市動物公園 堀 みさと 氏
 会場:地球館3階 実験実習室

★ワークショップの詳細やお申し込み方法はこちらをご覧ください。
お申し込み、お待ちしています!

広報誌vol.19を発行いたしました

このたび、科博SCAの広報誌「サイエンスコミュニケータだより」
vol.19が発行のはこびとなりました。

サイエンスコミュニケータだより vol.19 内容
●サイエンスコミュニケータの声
 「何回でも足を運びたくなる、地域の社会学習施設を目指して」
 小澤 鷹弥 さん(12期修了生)
●サイエンスコミュニケータの目
 [エッセイ]科学の渚
 山田 健太郎 さん(4期修了生)


【こちら】
より、どうぞご一読ください。